秋田県の森吉山や白神山地を背景に、自然の中で遊んだり学んだり。NPO法人 冒険の鍵クーンがご案内します。

あきた野生生物ジュニアレンジャー 活動報告

あきた野生生物ジュニアレンジャー「ジュニアレンジャーキャンプ 2013」
2013年 8月6日~8日   於:奥森吉青少年野外活動基地及び周辺(北秋田市)

8月のジュニアレンジャープログラムは、2泊3日のキャンプを行いました。
秋田の、特に森吉山の野生生物についてじっくり調べることができました。

2013年 8月6日

午前

秋田駅を出発して、阿仁 熊牧場でこの冬産まれたばかりのコグマと遊びました。7カ月の赤ちゃんクマは全く自由に動き回り、それを追いかけました。アマガミしてくれるのですが、さすがはクマで少し痛かったです。クマと遊んだ後、やはり阿仁の個人宅で飼われているポニーとも遊ばせてもらいました。

午後①

昼食は、阿仁合駅のレストラン "こぐま亭" 名物の「馬肉のハヤシライス」。絶品でした。昼食後、同時に開催されていた "ふるさとサマーキャンプ" の子供たちと一緒に、さまざまな動物の触れ合い体験と、鷹匠体験をしました。”またぎ”とはまた違った狩猟文化に触れた時間でした。

午後②

事前にスタッフが仕掛けておいたセンサーカメラのSDカードを回収して、画像をみんなで見ました。すると!!!!4台のカメラに様々な野生動物の姿が写っていました!動物の種類をみんなで相談して同定したり、いったいそこで何をしているのか話しあいました。

午後③~夜

地元のマタギさんに分けてもらった熊肉で、鍋を作りました。初めて熊肉を食べる子供たちも、おいしくてお替わり続出でした。午後から断続的に激しい雨が降り、テント泊の予定でしたが、夜中にも雨が予測されたので管理棟で寝ることにしました。でも、テントでは寝たかったので、ホールにテントを立ててそこで眠りました。

2013年 8月7日

早朝

日の出が4時45分なので、それに合わせて早起きをしてバードウォッチングに出かけました。環境省のアクティブレンジャーに双眼鏡の使い方を教わってから、野鳥のいそうなところへ連れてってもらったところ、小鳥たちだけではなく、絶滅危惧種のクマタカが優雅に上昇気流に乗って空高く昇って行くところを見ることができました!

午前

秋田の野生生物の実際の森でのことは、ひょっとしたら学者さんよりマタギさんの方が詳しいかも。シンマイのマタギさんではありましたが、実際の猟のお話しを聞いたり、さまざまな道具を見せてもらいました。獲物との距離を測る機械を貸してもらって、使ってみたりしました。

午後

早起きをしたので、食後ちょっと長めの休憩(お昼寝)の後、センサーカメラのSDカード回収のため森へ出かけました。回収したSDカードの画像をみんなで見て、動物の同定。動物があまり写っていなかった所のカメラ2台を動画の設定にして、たくさん動物が撮れたカメラの場所に2台設置することにしました。

サケのちゃんちゃん焼きの夕食を作って食べ、管理棟でシャワーを浴びた後、明日も早起きなので就寝。今夜は天候も回復したので外のテントに泊まりました。

2013年 8月8日

早朝

昨日、就寝前にお酒とはちみつなどで作った特製のトラップを仕掛けておいたので、そこへ虫取りに行きました。今年は例年よりクワガタなどが少ない感じのためか、あまり獲物はかかっていませんでした。

午前

朝食後、早くも帰る日になってしまったので、テントサイトの片付けをみんなで済ませました。その後、このキャンプで出会った野生生物をリストアップ。その生き物たちを確認した場所を地図に落として、それぞれの動物マップを作りました。

午後

最後のチャンスにかけて、動画が撮れているかカメラ画像のチェックをしました。残念ながらやはり一晩では撮れていなかったので、カメラはこのまま仕掛けておいて次の機会に見てみることにしてバス乗車。四季美館を経由して秋田駅まで帰りました。

※このプログラムは、「セブンイレブン記念財団」の助成事業です。