秋田県の森吉山や白神山地を背景に、自然の中で遊んだり学んだり。NPO法人 冒険の鍵クーンがご案内します。

あきた 野生生物 ジュニア・レンジャー 活動報告

あきた 野生生物 ジュニア・レンジャー「クマ班」ファミリースペシャル
2015年 2月11日
「家族でクマの冬眠ウォッチング&スノーシューを履いて動物の足跡追跡ハイク」
於:奥森吉青少年野外活動基地及び周辺(北秋田市)

7月にリニューアルオープンした阿仁クマ牧場で、クマの冬眠ウォッチングをして、スノーシューで動物の足跡追跡ハイクをしたり、クマ鍋ランチを味わったりのファミリー対象スペシャルプログラム。16家族・44名のご参加でした。

2015年 2月11日

午前

秋田駅に集合。今回はファミリープログラムなので、お父さんやお母さん、子供たちでそれぞれバスに乗車。阿仁 打当温泉へ向かいました。
打当温泉到着後、またぎホールで雪遊びの服装に着替え、積雪がすごくて大型バスでは登れないため、小さい車に分乗してクマ牧場へ。
すっかり雪に包まれたクマ牧場の、新施設の中のレクチャールームでまず、飼育員さんからクマの冬眠のお話を聞きました。
この日は、ツキノワグマ達の冬眠状況が不安定とのことで、比較的落ち着いているヒグマ達の冬眠を見せていただくことにしました。
あまり大勢で行って、寝ているヒグマを起こしてはいけないので、全体の半分ずつに分かれて、飼育員さんの案内のもと、冬眠を間近でウォッチングしました。
残りの半分は待ち時間の間、グリーン期にはクマを放す運動場の中に特別に入らせてもらいました。
なんとなく、ここで暮らすクマの気持ちが解ったような気がしました。

午後

打当温泉に戻って、お待ちかねのクマ鍋ランチ。
八幡平の事故後、殺処分を免れ命を繋いだヒグマ達を見た後に、マタギさんが捕ってきたクマの命を鍋でいただく・・・・。一見矛盾しているようですが、「人と野生生物」の関係性を考えてみると、実は「生き物同志」として、とてもフェアな関係だと考えます。もちろん、残さずおいしくいただきました。
お腹一杯、体もポカポカしてきたので、スノーシューを履いて動物の足跡追跡ハイク(アニマルトラッキング)に出発。
原っぱコースと山道コースのどちらか好きな方を選んで、雪の中を歩きました。雪が降り続いていたせいか、動物の足跡はあまり見つけることができませんでしたが、野生動物が雪の上に残したサインから、その暮らしぶりなどを想像して遊びました。
ずっと外にいたので少し冷えてきましたが、打当温泉マタギの湯でしっかり温まって帰路につきました。

※このプログラムは、「秋田県職員互助会」の助成事業です。

参加者の方へ
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