

ふるさとサマーキャンプ 活動報告
第14回 ふるさとサマーキャンプ 2018
2018年 8月4日~7日 於:県立奥森吉青少年野外活動基地 他
2018年 8月4日
午前(高原の原っぱ遊び)
今年で14回目を迎えるサマーキャンプ。まずはキャンプ地となる気持ちのいい原っぱでさっそくトンボ採りなど、自由に遊びました。今年は、カエルも大漁(?)!
全員が到着後、お弁当の昼食を食べました。
午後
(テンティング)
昼食後、経験者の子供たちがテンティングのデモンストレーション。レクチャーを受けて、各グループごとに自分たちが今夜から寝泊りする2種類のテントを立てました。
(ダッジオーブンクッキング)
今夜の夕食は、サマーキャンプ唯一の自炊!アウトドアの定番、ダッジオーブンを使ったお肉料理。いつもはマーマレードまたはコーラのどちらかで煮込むのですが、今年は両方使って作りました。野菜は心配なほど大きく切って、お肉もほぼ塊のまま、調味料と一緒に鍋に突っ込んだらあとは火にかけてほったらかし!
順番に火の番をして、順番以外の時間はトンボ採り遊び。
手間をかけずに、とても美味しくできました!
夜
(夕食)
このキャンプを通じての食事ルールは「お残しは許しまへんで!」。
食べたいものを食べれるだけ自分で取りわける、というバイキング形式。
ご時世(?)なのか、出来上がった料理の写真を撮る子が続出!
"インスタ映え"する写真が撮れました !?
(シャワー・就寝)
管理棟でシャワーを浴び、自分たちで立てたテントに入り、寝袋で寝ました。降雨が心配されたため、タープやテント内への持ち込み品は最小限にしました。
2018年 8月5日
朝(起床 ~ 朝食)
雨はなんとか持ちこたえていましたが、早朝いよいよ怪しくなってきました。時間前でしたが、急遽全員起床。更衣や朝の支度を後回しにして、テント内のすべてを撤収。ほどなく雨が降り出しましたが、テント以外ほとんど濡らさずにすみました。
管理棟へ避難して、朝食時間までグループで自由に過しました。
午前 ~ 午後
(野生鳥獣センター見学 ~ 立川散策路ガイドハイク)
予定ではノロ川ハイキングと川遊びの日でしたが、雨が断続的に激しく降るお天気のため、すべて中止にしました。
替わりに、森吉山野生鳥獣センターへ出かけ、館内にある様々な森吉山の自然に関する展示を見たり、操作して過ごしました。野鳥のイラストを描いたり、プロミナで外の森を覗いたり、クマゲラのドラミングを真似てみたり、それぞれが興味のあるこの山の自然について学びました。
お昼近くになると雨の降り方が少し穏やかになり、止み間も長くなってきたので、森へ出かけることにしました。
雨具を着て、立川沿いの散策路をガイドと一緒に歩きました。時おり雨が降る中でしたが、晴れた森とはまた違った森の匂いや気配を楽しみました。
野生鳥獣センターへ戻り、だいぶ遅い昼食(おにぎり弁当)をとりました。
(秋田杉のマイ箸作り)
雨の様子は相変わらず。降ったり止んだりが続き、時おり激しく降ることもありました。
管理棟へ戻り、外へ出ることが難しかったので、室内で秋田杉のマイ箸作りを行いました。杉や秋田杉のお話しを聞いてから小刀で大まかに削り、目の違う紙やすりでさらに削って整形。染み込み防止に蜜蝋を擦り込んで完成。キャンプの"お土産"ができました。
夜(夕食 ~ シャワー ~ グループタイム ~ 就寝)
デリバリーの夕食を管理棟でとった後そのままシャワー。テントの様子を見に行ったところ、雨はほぼあがりましたが、日中の雨でテント内に浸水があるため、今夜はテント泊を断念。
グループでトランプなど自由に過した後、管理棟のホールで就寝しました。朝の早起きで寝袋を濡らさずに済んで良かったです。
2018年 8月6日
朝(起床 ~ 朝食)
管理棟ホールで起床。テントより広いせいか、せっかく敷いてあったマットからはみ出して寝ていた子もいましたが、安心して眠ることができました。身支度をしてデリバリーの朝食を食べて、カヌーへ出発しました。
午前 ~ 午後(田沢湖でカヌー)
当初は太平湖の奥をカヌーで探検する予定でしたが、春先以降続いた大雨で、出艇場所だった六郎沢の入り江が一面流木で覆われてしまっており、カヌーを出すことができない状況のため、昨年に続きことしも田沢湖でカヌーをすることになりました。
田沢湖キャンプ場に到着後、おしゃれな(?)キャノピーの下で昼食をとり、カヌーへ出発しました。
ライフジャケットを着て、パドルの使い方のレッスンを陸上で行い、いよいよ湖上へ漕ぎだしました。シングル(一人乗り)、タンデム(二人乗り)のカヤック、大人と3人で乗るカナディアンカヌーそれぞれに、経験や学年で別れて乗船、コバルトブルーの湖水を楽しみました。青空という訳にはいきませんでしたが、ちょっと強めの風も心地よいなか、カヌーで遊びました。
なかなか行けない太平湖はさすがの秘境を楽しめますが、空が広い田沢湖では開放的な爽快感が味わうことができました。
夜
(温泉入浴)
田沢湖キャンプ場で乾いた服に着替えて出発。森吉山荘へ向かい、ゆっくり温泉につかって、生き返りました。
(テントで就寝)
浸水がみられたテントも乾いたので、今夜はテントにもどって就寝。やはり、キャンプはテントで寝た方が気分が出ます。
2018年 8月7日
朝(起床 ~ 朝食)
起床後、身支度をしてデリバリーの朝食を食べました。
午前 ~ 午後
(テント撤収)
キャンプ中の基地だったテントを撤収しました。
(大印展望台へハイキング ~ 昼食 ~ 片付け)
空はすっかり晴れているのですが、一昨日に降り続いた雨の影響で、当初の予定だったヒバクラ岳登山道のぬかるみがひどく、もともと滑りやすい地質がさらに困難な状況となってしまったため、コースを変更。森吉山麓高原で一番眺望の良い、大印(おおじるし)展望台へ登ることにしました。
距離、高低差ともヒバクラ岳よりは楽なコースのため、途中のブナの森でゆっくり自然を観察しながらのハイキングを行いました。
展望台から360度の眺望を楽しんで、管理棟へもどりおにぎり弁当の昼食。
休憩の後、各自の荷物のパッキングなど、いよいよ最後の片づけをしました。
(出発)
日帰り~1泊~3泊まで、参加のスタイルはそれぞれでしたが、全日程が終了。
引き続きジュニアレンジャーキャンプに参加する子供たちとお別れをして家路につきました。
14回目となる森吉山麓ふるさとサマーキャンプも、今年は2日目の激しい雨の影響が大きいキャンプでしたが、コースの変更や短縮をしたとはいえ、概ね予定したプログラムは実施することができ、おかげさまで無事終了することができました。大切なお子様を送り出していただいた保護者の皆様に心より感謝いたします。
また、このキャンプの開催、運営にあたり、下記各機関のご協力を賜りました。重ねてお礼申し上げます。
- カヌーシーダー秋田
- 田沢湖自然体験センター
- 秋田市教育委員会
- 北秋田市教育委員会
- 大館市教育委員会
- 国民宿舎 森吉山荘
- 国際教養大学
- 五城目町教育委員会
- 上小阿仁村教育員会
- 秋田大学
- 秋田県立大学
- 日赤秋田看護大学
※このプログラムは、独立行政法人青少年教育振興機構 子どもゆめ基金の助成を受けて実施しました。
当プログラムの写真ダウンロードサービスは終了しました。